北極星をみつける


北を指し続ける北極星。
昔々の人々は揺るぎない目印を北極星にした。
例え今いる場所が見知らぬ道でも、あの星は進むべき道を標していた。

豊かすぎる現代のこの国では、道が多すぎる。
そして、どの道を選ぶも、自ら決められる。
「平凡な人生」と呼ばれる道は、たくさんの人が進んだ道だ。
どこを歩いてどこに進むか。獣道を進めば済む。
もちろん、決して楽な道ではない。
が、向かう方を見失うことはないだろう。
僕は、獣道からそれた。
歩きやすい足元を見ながら歩く事を辞めた。
いつも同じ場所に輝く星を見つけてから。
もちろん一直線に進める事ばかりではない。
回り道もする。
誰も助けてくれない場所、見知らぬ場所でも空を見上げれば向かう方角が分かる。
それに向かい、歩き続ける。

0コメント

  • 1000 / 1000

jotaro fujiwara

「どこへ、むかうの?」を日々考える